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福島県の在来種から系統選抜され 特性調査と併行して1株1列法に準じた系統選抜法によって優良系統育成し 1944年(昭和19年)に蕎麦信濃1号と命名された品種です
形態的特性として 草型は直立・分枝伸長型で 花色は白・登熟中の果皮は白であるが 中には赤いものも混じることがあり 完熟粒の果皮は濃褐色になる
一部の高冷地を除く長野県下全域が栽培適応地帯ですが 広域適応性が高く県外でも栽培されています
しかし 生育期間の最低気温の日平均が13℃以下になると 生育・結実が極めて悪くなる為 そうような地域での栽培は適していません
また生育日数は70日程度として播種期を決めますが 初霜の影響を受けないために早播きすぎてしまうと 結実が悪くなってしまう様です