粉砕物にかかる粉砕エネルギーが掛からない為熱を発生しません
(品質劣化が少ないため風味がより強く感じられます)
石臼面に閉じ込めた状態で粉砕するから香りが飛ばず粉塵発生もないです(香りが逃げにくくなります)
臼は粉砕と同時に石臼面で粉を練る機能を持っています
石臼で粉砕した粉をみると大きい粒の周りに微粒子がまぶされた状態になっている事がわかります
これはそばを練る時に良い効果をもつと考えられています
臼面の溝特に上臼の溝は通気性が良いから臼面に熱がこもるのを防いでいます
一般に角が取れた丸い粒子になります
(つながり食感が良くなります)
叩くよりも剥がして行くような作用で粉砕するのが繊維状物質に粉砕には適しています(細かくなります)
一見石臼の目と同じ粗面を持つ金属や砥石で臼を作っても同じ粉砕効果は出ません
これは石面の微細表面構造のためでこれが粒子をとらえすべり摩擦による発熱を防ぎます
*微細表面構造:電子顕微鏡でなければ見えない構造の事