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きつねとたぬきの違い

 

「きつね」は油揚げを薄甘く煮て種とするもので「たぬき」と並んで最も 大衆的な種ものです

 

油揚げを種にしたものを「きつね」と呼ぶのは江戸・ 東京の事で きつねうどんが君臨する大阪ではきつねそばの事を「たぬき」 と称し 京都では きつねのあんかけを「たぬき」と呼びます

また きつねそば・きつねうどんを「稲荷そば」「稲荷うどん」と呼ぶ地方もあります

 

一方東京では「たぬきそば」は天ぷらの揚げ玉を散らしたかけそばです

「たぬき」の名の由来はその色合いやこってりとした味からイメージされたとする説や 揚げ玉とネギ以外に種らしいものが入っていないことから「たねぬき」となり それがさらに転じて「たぬき」になったとする説があります

また関東では「たぬき」と言わず「はいから」とか「揚げ玉」と呼んでいる所もあります

 

地方によっては「たのき」やたぬきが化ける事から連想した「お化けそば」という呼び名も見られます

 

揚げ玉は「てんかす」あるいは「揚げだまり」ともいいますが第一次世帯大戦の時代には時局を反映して「バクダン」とも呼ばれていた事もありました