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そばを食べた後にそば湯を飲むのは そば店では当たり前の光景になっています
もり・ざるなどの冷たいそばの時だけでなく 温かいそばを注文してもそば湯を出す店もあります
そば湯を飲む風習は まず信州で始まり それが江戸に広まったとされています
そばに含まれる栄養成分のうち 米や小麦など他の穀類に比べて 特徴的なのはたんぱく質とビタミン(特にB1およびルチン)です
よく知られているように ビタミンB1の欠乏症は脚気であり ルチンは毛細血管の強化や血圧の降下などに効果があります
これらの栄養成分の大半は水溶性なので そばを茹でている間にその一部が茹で湯の中に溶け出してしまいます
そばに付着している打粉も 茹で湯に溶けています
そば湯を飲んだ方が良いというのはその為です
またそばのたんぱく質は 旨み成分でもあるから 栄養面ばかりでなくそばを余すことなく味わうという意味でも そば湯は飲んだ方が良いという事になります