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お客様の注文を 調理場へ伝える事を「通す」といい 注文品は「出物」または「通しもの」といいます
通し言葉は 江戸っ子の機智が生んだ独特の用語が使われます
1個の事
「天つき三杯のかけ」は 天ぷらそば1杯 かけそば2杯の事です
「つき」の後の杯数が 注文の総数です
後から言われる出物の和は 注文の総数より1個引いて数えます
2個の事
「天まじり七枚もり」は 天ぷらそば2杯に もり5枚で計7個になります
枚は もり・ざるの単位で 種ものは杯で数えます
そばの量を 普通より少なめに盛って出す事をいいます
「さくら」と反対の意味の通し言葉で そばの量を多く盛って出すことをいいます
岡に上がっているという意味から 種物の種をそばやうどんの上にのせないで 別の器に盛って出す