投稿者:北東製粉株式会社
2016/09/05~2016/09/07
9/5 北ひびき農協管内(和寒・剣淵・士別)・音威子府
ここ数年 取引相場の高い大豆への作付けが定着したため そばの作付面積は当農協管内では 700町歩にとどまっている
台風の大雨の影響で 肥料が流され ひえなどの雑草の多い畑も所処ある
今後の天候にも左右されるが 契約数量の収穫量は問題ない様です
北ひびき農協の乾燥調整施設は 年前より新たにもう1施設開設し一気に収穫されて来る玄そばを滞りなく受け入れ 乾燥調整を行う体制が整備されている、
穂発芽や受種穀粒の選別は 特に注意を払っており 品質が安定している
8/29から収穫が始まり 9/5現在進捗は20%程度とのこと
調整後の玄そばは 粒度も良く 丸抜きの色も淡い緑色で良好です
8町歩作付をしている佐々木さんの畑
除礫のため播種が遅れたが (7/9播種) 適度な草丈で台風の雨・風の影響も少なく 良好な生育状況です
6/10頃 播種した傾斜地の畑で 雨・風の影響はほとんどなく良好な生育状況です
また 播種後に中耕を行い 管理も行き届いている
台風の雨の影響で 除草剤が流されたため ヒエなどの雑草の目立つ畑も見受けられた
傾斜地が多く 牧草の後作も多く 地力もあり 葉・茎もしっかりとしている様子がわかる
士別で手打ちそばの昼食
道内でも 有数の高品質のそばを栽培している生産地です。
若手の後継者も多く 今後も良質なそばの生産地として期待されている。
5/20から7月上旬にかけて播種を行ったが 6月中旬まで雨が多く 土地の養分を吸い過ぎ茎の水分が多い柔らかい茎のそばは 台風の雨・風で倒伏したものもある様だが 大きな被害は無い様です
結実が始まり収穫期を迎えているが 未だ実のふくらみが少ないため もう少し待って刈り取りを行う予定
台風の強風で一度は花が散ったが ここもとの好天で 再び花が咲き始めている
牧草地の後作のそば畑は 地力も良く 生育状況も良好で葉の緑色も濃いのがわかる
天塩川沿いにあるそば畑
川沿いにあるため台風による雨の被害が心配されたが 生育状況は良好で 例年並みの収量が期待される
9/6 余市町・共和町・ピンネ農協周辺
当初 新得・南富良野に往訪の予定でしたが 今般の台風による甚災のため 道西の余市町・共和町への視察となりました
毎年 お世話になっている新得・南富良野地域の いち早い復興を祈念致します
余市の集荷問屋へ訪問し意見交換したのち 赤井川村・共和町のそば畑を視察する
ニセコ連邦の海側に位置するこの地域は 台風の風による被害は少なかったものの 雨量が多く水田転作の畑は水ヤケした畑が見受けられた
盆地に位置する土地にそばを栽培している
播種時期が早く 水はけの悪い畑は やや水ヤケして赤い茎が目立つが 播種時期が遅く廃水が良く水はけの良い畑は 生育状況が良好である
8月の台風による雨の影響で 水ヤケの目立つ畑が散見される
訪花昆虫のハチの往来も少なく 結実も去年より悪く 収穫量は平年の6~7割の様です
全体で400町歩そばを栽培している道西地域では 主要なそばの産地です
播種の時期をうまくずらしており 天候被害は少なく 生育状況は まずまずの様子です
そば畑の向こうに日本海と泊原発が望めるロケーションの良い畑です
当地域は5月下旬からの播種後 6月の長雨により除草剤が流されたため 播種時期の早い畑は雑草(主にひえ)がそばの生育を邪魔し 収量に影響を及ぼしている
一方 6月下旬~7上旬の遅めの播種の畑は 生育状況は良好で 平年並みの収穫が望まれる
調整を終え 麻袋へ詰める様子
現在 収穫している畑は 播種時期が早かったため ひえが多く見受けられる
遅めの播種の畑は 雨の影響をあまり受けず 雑草も少なく生育は良好です
早めの播種の畑は 6月の長雨も影響で ひえが目立ち 水ヤケして赤い茎も目立つのがわかる
9/7 旭川の集荷業者との意見交換 東神楽・美瑛を視察
東神楽管内は約400町歩のそばを栽培している地域で 主に水田からの転作の多い地域です
今年は8月の台風による被害は少なかったものの 5月下旬から始まった播種直後からの長雨の影響により 播種の早い時期の畑は 除草剤が流されてしまったため 雑草(主にヒエやアカザ)などの目立つ畑が散見された
6月中旬以降の播種の畑は 比較的生育状況の良いことが窺えた
今年は 道内全域で播種の時期の違いによる 畑の状態の違いが 例年より大きいようです
例年収穫の早い地域
今年も既に半分以上の収穫を終え 刈取り後の畑が多かった
刈取りあとを見ると 雑草も多く やはりこの地域も遅播きの畑の方が生育状況が良好の様です