「変わりそば」とは色の白いそば粉(更科粉が代表的です)に色々な「つなぎ」「混ぜ物」をしてそばに仕立てたものの事で中でも特に色が鮮やかに出て見ても楽しめる物を「色物」と言って区別しています
「色物」は混ぜ物の色が鮮明であるだけではなくその色を生かす土台となるそば粉の色が白くてはなりません
更科粉が精製されるようになって初めて「色物」そばが可能になりました
更科粉に代表されるように白いそば粉はつながりが悪いです
“湯ごね”といった特別な技術が必要になってきます
つまり「変わりそば」が生み出された背景には製粉と製麺技術の発達が有るという事になります
色物の「変わりそば」の代表的なものは三色そば・五色そば・祝儀の紅白そば等です
雛祭りの翌日雛をしまう時にそばを供える風習がありました
菱餅の色の合わせた三色 (白)「さらしなそば」 (赤)「海老切り」 (緑)「茶そば」さらに(黒)「ごま切り」(黄)「卵切り」を加えた五色が一般的です
(参考まで そばと縁起)