うどんは奈良・平安の頃には中国から伝わり 現在のようなかたちで食べられるようになったのは 室町時代といわれています
小麦粉を練って薄くのばし細く切ったものを「切り麦」と呼びそれが うどんのルーツになった
更に江戸時代になると うどん屋も現れ庶民の食べ物として親しまれるようになり 天ぷらうどん・鴨南蛮などの具をのせたうどんも登場しました
また それぞれの地方で郷土食豊かなうどんが作られるようになったのも この頃からです
もともとは東西どちらもうどん中心だったものが 江戸時代になると 東はそばが中心になった
これは関西が小麦の栽培に適した温暖な気候だったのに対し 関東は寒冷地に強いそばのほうが栽培しやすかったのも一因です
そばには もりそばなどの冷たい麺にもからみ易い 濃厚なつゆ
うどんには かけにして最後の一滴まで飲めるようなだしの効いた薄味のつゆといったような違いも生まれ 現在の西と東のつゆの色・風味の違いのもとになったようです