小麦の産地として知られる群馬の上州うどんの中でも 榛名山麓・水沢観音の門前に伝わる水沢うどんは やや太めでコシがあり透き通る感じの白い麺で 洗練されたのど越しのよい味わいが身上です
その製法上の特色は 入念に繰り返される足踏みと 24時間余りにもわたる寝かしの工程です
また麺棒で延す前に 七輪などの上にのせた簡単な蒸し器に 生地をしばらく置くのも特徴です
こうして十二分な熟生後 さらにいじめ抜かれ さらに蒸された生地は麺棒に巻いたまま軽く握って引き延ばす「しごき延し」にも耐え 切れることはありません
榛名山麓という 冷涼な気象条件から生まれた技法と言われています
秋田県南部の手延べ製法の干しうどんです
ひやむぎより 若干太いです
製造工程は食用植物油を使用せず打粉とデンプンを使う点や 平べったい形状を生み出す乾燥前の潰す事が特徴です
麺は気泡により中空になっており その為に食感はコシのある歯ごたえ・滑らかな舌ざわり・つるつるした食感です
埼玉県や東京多摩地区伝統のうどんです
地粉を使った 黒っぽいうどんが一般的です
汁はつけ麺でかつおぶしを主とした汁に 肉・シイタケなどの具として混ぜたものにネギや油揚げなどの薬味を混ぜて うどんを汁に絡ませて食べます
この地域の旧家では 冠婚葬祭にはうどんを出す事が多いです